南アルプステント泊 甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳 2015.05.05~05.06


南アルプステント泊 甲斐駒ヶ岳編 2015.05.05

20150505甲斐駒ヶ岳19

メンバー:ふみふみ、やっさん、次郎、えだこ、なお、ヒデ、たばっち、たろー

コース :歌宿(6:50)~北沢峠(8:35)~テン場(8:45~9:25)~双子山(11:55)
~駒津峰(12:45)~甲斐駒ヶ岳(14:30~14:45)~駒津峰(15:40)
~仙水峠(16:55)~テン場(17:55)



 後半のゴールデンウィークに、南アルプスでのテント泊をしてきました。初めて足を踏み入れる南アルプスの山に対する期待感よりも、残雪期のテント泊の寒さと買ったばかりの60ℓの重いザックを担げるかという不安感の方が大きかったです。しかし、その不安感を和らげる最高の天気に恵まれました☆

 早朝3時に名古屋を出発して、ぎりぎり登山口である北沢峠に向う市営バスに間に合いました。バスに揺られる40分近く、ようやく歌宿に到着!
今の時季、バスは北沢峠まで行かないため、コンクリートの林道を、重い荷物を背負い2時間弱歩いて北沢峠に向いました。私は60ℓのザックを担ぎながらも、共同装備は持たず身軽なはずでしたが、北沢峠に着いたときには、左右の腰骨が痛くて腰バンドをはずしたくてたまらなかったです。
歩荷は苦手です。まだまだ修行が足りません。私よりも体の小さいふみふみさんが、重い荷物を担いですいすいと登る姿はすごいなぁといつも感心します。

20150505甲斐駒ヶ岳01
戸台のバス停

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歌宿に到着

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つらい林道歩き

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北沢峠着

20150505甲斐駒ヶ岳05
テント設営

 テントをみんなで組み立て、不要な荷物をテントに置きいよいよ本日の目標の甲斐駒ケ岳に出発です!SUNTORY南アルプスの天然水の源の山である甲斐駒は、ずっと行きたかったのですごく楽しみでした。しかし、そのワクワク感も最初の数時間だけで、甲斐駒への道のりはほとんどが辛く、大変な登りだった印象が強いです。
ときに、視界が開けたときに見える青空バックに佇む南アルプスの女王仙丈ケ岳や富士山の次に標高の高い北岳を見ると心が癒されて頑張る気力が沸いてきましたが・・・やはり辛い。

20150505甲斐駒ヶ岳06
あれは?

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北岳でした

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甲斐駒ヶ岳、かっこいい

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いざ出発

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仙丈ヶ岳も

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もう一度北岳

 バテているたばっちに、リーダーのたろーさんは「下ばかり見ていては駄目だと、景色を見なさいと、そして、頂上にどんな景色が広がっているのかを想像したら一歩前に踏み出せるから」と時に厳しく、時に優しく元気づけていました。

 なんとか、みんなで励ましあいながら、雄大な甲斐駒が見える六合目の駒津峰に到着。しかし六合目から先は、高山病でバテてしまった、たばっちと足を負傷したひでさんを駒津峰に残して、残りのメンバーで甲斐駒の頂を目指しました。みんなで頂を目指せなかったのは、本当に残念でした。ぜひ、リベンジを!!

20150505甲斐駒ヶ岳12
さあ、甲斐駒ヶ岳へアタック

 最後の直登コースの花崗岩をよじ登る時には私は満身創痍でした。そんな自分とは反するようにスタスタと岩をよじ登っていくなおさんはすごくかっこよかったです。花崗岩に来るまでは、寝不足でスピードがあがらなかった次郎さんも調子を取り戻していました。沢好き者の底力を見せつけられました(笑)

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岩登り

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たばっち達見えるかな

 なんとか、甲斐駒に辿りつき360度のパノラマを楽しめたはずですが、私は疲れていてあまり覚えていません。今までの山登りで一番といっても過言でないほど、きついものでした。
そのため、いつも以上に「まだ、着かないないですか?」「あと、どれだけで着きますか?」を連発していた気がします。登頂までの距離や時間を聞いたところで意味はないこと、そして「あと少し」という言葉が本当にあと少しではなく気休めでしかないことはよく分かっています。でも、どうしても言ってしまうのです!(すみません)。

 弱音や愚痴を言っても、温かい声援をかけてくれる鈴ハイメンバーには、本当に感謝です。私単独では諦めて下山していたに違いありません。本当に登頂できたのは素敵なメンバーのおかげです。  

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絵になる男、やっさん?

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山頂に到着

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やったー

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集合写真(少ないけど)

20150505甲斐駒ヶ岳19
後ろ姿の方がいい?

20150505甲斐駒ヶ岳20
富士山、鳳凰三山、北岳とやっさん

20150505甲斐駒ヶ岳21
雪渓を横断

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リタイアたばっち

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甲斐駒を目に焼き付けて

 日が沈むまでには、みんなでテント場に戻ってこられて、夕食作りすることができました。
そして温かく、おいしい鍋を囲み夜が更けていきました。

20150505甲斐駒ヶ岳24
楽しい食事タイム

 辛い思い出もたくさんあるけれど、過ぎ去ってみると残るのは楽しい思い出です。リーダーたろーさんをはじめ、今回参加されたメンバーの皆様ありがとうございました。

記 えだこ



南アルプステント泊 仙丈ヶ岳編 2015.05.06
20150506仙丈ヶ岳12

メンバー:ふみふみ、やっさん、次郎、えだこ、なお、ヒデ、たばっち、たろー

コース :テン場(5:30)~大滝の頭(7:30)~小仙丈ヶ岳(8:50)
~仙丈ヶ岳(9:55~10:30)~大滝の頭(12:10)~テン場(13:10~13:50)
~北沢峠(14:20)~歌宿(15:30)



 前日のテント内での宴会も程々に、寝床についた瞬間に眠りに落ちて起床時間(5時)となりました。まだ周囲は真暗闇の中、テキパキと支度を整えて出発です。不要な荷物をテント内に置いていけるので、1日目より体がだいぶ軽いです。

20150506仙丈ヶ岳01
出発

 昨日とは異なり、今日は朝一から山道を歩けます。たっぷりのマイナスイオンを感じながら歩く山道は心が洗われ、足取りも自然と軽くなります。ただ、なおさんは体が中々起きないようで、前半は夢遊病のようにかなりシンドそうでした。

20150506仙丈ヶ岳02
最初は樹林の中を歩く

20150506仙丈ヶ岳03
たばっち、まだ元気

 あっという間に藪沢の分岐(5合目)を超えると、雪の量が急に増えます。トラバースや直登が続き、体力的にどんどんシンドくなってきます。小仙丈ヶ岳(2855m)まであと少しという所で、たばっち、かなり頑張りましたが引き返す決断となりました。途中まで結構いいペースだっただけに残念です。

20150506仙丈ヶ岳04
雪が出て来た

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たばっち、ダウン寸前

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ライチョウ発見

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仙丈ヶ岳が見えた

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富士山と北岳

 ようやく辿り着いた小仙丈ヶ岳は、絶好の天気に恵まれて見渡す限りの大パノラマ!仙丈ヶ岳山頂(3032m)までは1時間ほどなので、休憩も程々に出発します。

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小仙丈ヶ岳

20150506仙丈ヶ岳10
リッジを歩いて

 途中から私のペースが遅れて皆さんに付いていけなくなりましたが、10分ほど遅れて山頂に到着!これまた素晴らしい景色!!なんとか集合写真にも間に合いました。

20150506仙丈ヶ岳11
やっと到着

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ひでさんも間に合いました

20150506仙丈ヶ岳13
絵になるやっさん

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仙丈ヶ岳のカール

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甲斐駒ヶ岳

 ここで体に異変が。喉が渇いているわけでも、お腹が空いているわけでもないのに、体が全然動きません。どうやら水ばかり飲んでいた為、塩分不足になったようです。ふみふみさんにフリーズドライ米、やっさんから飴各種、次郎さんからアミノバイタルを頂いて、かなり回復しました。ここ数年、ご飯や飴がこんなに美味しいと思ったことはありませんでした。

 絶景をいつまでも眺めていたかったですが、名残おしくも山頂を後にします。雪の照り返しの影響か、なおさんが雪目を発症して殆ど目が見えない状態に!百四丈滝でもふみふみさんが発症しましたが、残雪の雪目対策がいかに重要かを痛感しました。

20150506仙丈ヶ岳16
名残惜しい

20150506仙丈ヶ岳17
今年最後のシリセード

 そして、ここでも私のペースがかなり遅く、皆さんにご迷惑をお掛けしました。バスの時間も迫ってきた為、たろーさん、ふみふみさん、やっさん、次郎さんが先に下山してテント類の片付けをして頂きました。

20150506仙丈ヶ岳18
テン場に到着

 最後は北沢峠から歌宿まで、舗装道を1.5時間ほど歩きます。1日目は何とも思いませんでしたが、この道程がとにかく長い。20kgは有るであろうザックを担いでいたふみふみさん、少し身長が縮んだのではないかと思いますが、お喋りに付き合って頂き有難うございます!お陰でだいぶ楽に歩けました。
(少し持ちましょうかの一言が言えなかったことを激しく後悔)

20150506仙丈ヶ岳19
北沢峠

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バス停(遠かった)

20150506仙丈ヶ岳21
ストレッチは大切です

 下山後は温泉で汗を流し、長野といえばソースカツ丼!ということで、次郎さんオススメの「青い塔」へ。ロースのカツは脂が多すぎて気持ち悪くなる私ですが、ココのはそんなこと全くなし!こんな美味しいカツ丼食べたことないです!!長野に来たら100%リピートします。

 御池岳でもそうでしたが、準備から片付けまで今回も皆さんに頼りきりでした。体力、技術、もっと頑張ります!!

記:ヒデ

~たばっち反省文へつづく~


たばっち反省文

 ついにこの時が来てしまった。南アルプス2日間参加して、どちらも登れない事態に!

 1日目の甲斐駒は、水や行動食などの荷物を全てみんなに持ってもらい、空のザックを背負っての登山。にも関わらず、途中から遅れだしたので、たろーさんが紐で引っ張ってくれた。

「引っ張ったら結構歩けるやん」とたろーさん。
いやいや、速いよ!
途中で紐が手からスルリと抜ける。
「たばっち、放したらあかん!しっかり握りな!」
もう一度握り直して歩き始める。
とにかく必死でついて行こうとするが、あーもう、気持ち悪い~(; ̄Д ̄)
紐を握ったままへたり込んだ。

 このとき、たろーさん的には私がどさっと倒れたように見えて、母を訪ねて三千里のマルコがひいていたロバが死んだシーンを思い出したそうだ。
誰がロバですか!

 とりあえずちょっと進んで駒津峰まで行くと、ここで待ってます宣言。すぐそこに見えてる甲斐駒ケ岳にみんなが行って帰ってくる間、休憩させてもらうことにした。食欲が出ず行動食のパンを食べられない私にふみふみさんがお粥をくれた。塩味が美味しい。

 なんだかんだで、お天気も良く景色は素晴らしい。白根三山、鳳凰三山、富士山までもが望めるベストスポットでお昼寝♪
いかにカンカン照りであっても稜線での停滞は体温を低下させる恐れがあるので、防寒着とレインウエアを着込んで帽子とゴーグルで日焼けは完全防御。
座布団の上に寝転がり、くつろぎの快適空間。

 皆様行ってらっしゃい~と、送り出してすぐにヒデさんが戻って来た。
足を痛めたとのことだが、私が待ってる状況でなかったら、山頂まで行けたのでは?と少し申し訳ない気持ちになる。

 甲斐駒の方を眺めながら寝そべっていると、みんなの登って行く姿が見えたので、ヤッホーとかガンバレ~とか色々叫んでみた。
誰か(たろーさん?)が返事をしてくれるが、何と言っているのかはわからない。

 しばらく寝ているともうみんなの姿はゴマ粒で、どこにいるのかわからなくなっていた。ヒデさんとアレは人か?アレは木?と推測するが、よくわからない。

 そのうちに先に行った人が帰ってきた。といっても3組程。静かな山だ。
うちの達人さんもそろそろ帰って来る頃か?と思っていると、
もうヤダー!
もうヤダー!!
という声と共にえだこちゃん改めヤダ子ちゃんが帰ってきた。
思ったよりも甲斐駒は遠かったようで、珍しくふみふみさんも弱っていた。
皆さんお疲れ様でした。

 お昼寝セットをたたんで素早く下山。
西日が眩しい石ゴロゴロゾーンを経て北沢峠に戻って来た。
戻って来たら安心…と、思いきや、またもや気持ち悪~(-。-;
食事担当にも関わらず全く使いものにならず、たばっちダウン。
結局ふみふみさんに丸投げすることになってしまった。すみませんでした。

 たろーさんにもらった薬を飲んで寝ると、翌朝はなんかすっきりした様な気がする。

 元気になったものの今日も菓子パンはパサパサしてそんなに食べられない。みんなはリゾットとか水分の多いものを準備したようだ。私も次から気をつけよう。

 のそのそと準備して、2日目仙丈ヶ岳に出発!
2合目登山口を出発して緩やかな道をゆるいスピードで登る。おばあちゃん家の裏山を思い出した。楽しい~元気~(*^^*)

 しばらくは、とってもゆっくり登ってくれるたろーさんのペースについて行くことができたが、4合目を過ぎた辺りから息がきれるようになって来て、ハイマツの広がる雪渓ゾーンに突入すると辛い気持ちになってきた。
違う事を思って気を紛らわそうと、明日の仕事の段取りを考えようとすると、たろーさんから「それはあかんよ!たばっち」と言われた。
うーん。何を考えよう。と、楽しい事が思いつかない状態で登っていると、ハイマツをまたぐところでまたぎきれずに少し滑り落ちてしまった。
多分周りで見ていた人はヤバイと思ったとだろう。

 たろーさんから、「たばっちは…標高2700以上は無理だな」と言われた。
その通りだと思った。
すみません。

 みんなに先に行ってもらい、たろーさんに付き添われて森の中まで下山。途中気持ち悪くておえーとなっていると、たろーさんが止まるなー!吐けー!!歩け!と叱咤激励。
なるほど、歩きながら吐いた方が効率的ですよね。

 順調に森ゾーンまで帰ってくると気持ち悪さは軽減された。もう大丈夫ですとたろーさんと別れてトボトボと下山。
きっとみんな心配しているだろうな。
たろーさんも私を1人で帰すのは断腸の決断だったと思う。
2日連続で登れない辛さと、申し訳ない気持ちで沈んでいると、登って来る2人組とすれ違った。スキー、いや、スノーボードのようなものを担いでいる。ファンキーな音楽を鳴らしながら、まだ雪は残っていましたか?と聞いてきた。
雪渓が広がってますよ。と伝えると楽しそうに登っていった。
若者は良いなあ~と思いつつ、2人組に私は元気ですよとみんなへの伝言を頼めば良かったと後悔。
気をとりなおして下り続ける。

あー
お腹すいてきたー
昨日の鍋が食べられなかったので私の分残してもらっているけど、温め直すの面倒だなー。
山小屋のご飯食べちゃおうかなー。

 と、登山口に戻ってくるともうヘトヘトで登山口の看板にザックを置いて、ポーチだけ持ってこもれび山荘へ。
山道を下りているときはわりかし順調だったのに、何故かこの林道歩きがキツく感じる。
ザックを背負っていないのに、ただ歩いているだけで疲れる。ほんのちょっとの距離なのに2~3回休憩して山小屋に着くと、コーラとうどんをオーダー。
食べて飲んだらちょっと元気でてきた。
帰って寝よう。

 テン場に戻って中に入ると、太陽サンサンでテントの中はサウナ状態。入口を開けて通気性をよくし、地図で顔を覆い日焼け対策。みんなが戻るのは2時頃だろうから1時まで寝ようとウトウト。気がつくと、ちょうど1時をちょっと過ぎたとこ。
そろそろ片付け準備しなきゃーと、のそっと起き上がると、たばっちー♪と言う声が!
ん??
ふみふみさん?Σ(*・Д・*)
慌ててテントから出ると、ふみふみさんとたろーさんが大丈夫かー?と元気に帰って来た。他のメンバーも続々と到着。
またも予想より早くびっくり。

 アレヨアレヨという間にテント撤収、片付け、パッキングして帰り支度。
ここでも役立たずですみません(~_~;)

 しばらく寝ていたので、北沢峠から歌宿までの林道は元気に歩くことができた。
皆様お疲れ様でした。
そして、森林限界ならぬ、たばっち限界という言葉を生み出した今回の山行。

反省点は、
○準備は2日前までにすませて、前日は6時間以上の睡眠を確保する。愛知県3時集合で9時半に寝たのでは遅すぎる。

○行動食は甘いものに偏らず、水分の多いもの(お粥やリゾット、トマトが美味しかった)も用意する。パンは口のなかの貴重な水分を奪う。適度に涼しい残雪アルプスはおにぎりでよかったと思う。

○にんにくはみじん切りにした状態で持ってきてはいけない。食料を入れてくれたじろーさんのザックが異臭を放ち、満員バスで顔をうずめる姿は勇者だと思った。玉ねぎなど匂いのする野菜は現地でカットするべし。
じろーさん本当にすみませんでした!

2700以上に行けるように以上の3点を守りたいと思います。
たばっち
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