笈ヶ岳 2017.4.1~2

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ようやく笈ヶ岳に登頂!!


【メンバー】
たろーさん、たばっち、もっちゃん、とーさん、やっさん

【コース】
<4/1> 7:21一里野温泉スキー場 ~ 8:04中宮発電所 ~ 9:25貯水池 ~ 11:01 カンタの山(P1058) ~ 12:53山毛欅尾山 ~ 13:59 P1271 ~ 14:52 P1312 ~ 15:42 P1418 ~ 16:26幕営地(P1418を過ぎたコル辺り)(テン泊)

<4/2> 5:05幕営地 ~ 6:39冬瓜山 ~ 7:12シリタカ山 ~ 8:05 P1626 ~ 8:25岩底谷の頭 ~ 9:02小笈ヶ岳 ~ 9:14笈ヶ岳 ~ 9:34小笈ヶ岳 ~ 10:08 P1626 ~ 11:38冬瓜平 ~ 12:39幕営地 ~ 13:15 P1418 ~ 13:35 P1312 ~ 14:25 P1271 ~ 15:42山毛欅尾山 ~ 16:05カンタの山(P1058) ~ 16:51貯水池 ~ 17:53中宮発電所 ~ 17:57一里野温泉スキー場



 残雪期にしか登れない山、笈ヶ岳
 NHKグレードトラバースの田中陽希が200名山一筆書きの旅で登っているのを見て、とんでもない山があるものだと驚いた。田中陽希は雪のない時期に登って、藪に絡まって大変な目に遭いながら登頂していたが、残雪期は藪が雪に埋まるので登れるようになるらしい。

 去年やっさん が企画したけど、雪不足だか日程が合わなかったかで中止になってしまい、今回はリベンジ企画だ。入念に計画を立てて緻密に調べ上げて実行に移す。今年のやっさんは復讐の鬼。
 去年は日帰りで行こうとしていたところを一泊二日で企画してもらっていたので、私でも行けるかも?とエントリー。
 北山ウォークさんのブログと3/25に行かれた方のヤマレコを見比べながら地図を予習して経路をシュミレーションしてみたが、お二方とも健脚のようで、とりあえず北山ウォークさんのコースタイムを書き込んでみた。
 忘れ物注意で何度も確認してたらもう寝なきゃいけない時間に!

 当日は夜2時50分に集合。この微妙な時間はなんだろう…江頭?
 家を1時半に出発したけど、合流してからはやっさんの車で寝かせてもらい睡眠時間を確保させてもらった。

 早朝に一里野温泉スキー場について、準備してから登り始める。中宮発電所までは踏み抜きやすい雪道なので早速ワカンを装着して、そこからが急登の始まり。導水管の横をみんなで交代ラッセルで登り、導水管の上に着いた辺りから私は力尽きてラッセル泥棒になってしまった。

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写真1 中宮発電所に向かう急傾斜を下降。

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中宮発電所へのつり橋に到着。

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導水管の横を交代でラッセル。

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貯水池まで来ました。

 この後はとにかく修行のように只々登るだけ。無心で登るのだ。前に進むのだ。
 カンタの山、山毛欅尾山、名もなきピークをいくつも越えて、P1418のちょっと先のテント泊適地のコルにたどり着いた。

 この辺にしましょうか。と言うリーダーやっさんに、たろーさんが「もうちょっと行ったところにしよう」とまだ先に進んで様子を見にいってくれた。
 えー、まだ進むのですか?
 何だかこの展開は2015年秋の雲ノ平を思い出す。

 たろーさんからこっちの方が良いとの連絡があり、進んでいくと風も通りにくいちょうど良い場所を探してくれていて、良い感じでテントを張ることができた。
 そして今日の食担はたろーさん!
 女子ばかりに任せるのは悪いと思って自ら買って出てくれてらしく、有難いことです。となると、逆に女子にも5テンを背負う任務が回ってくるかも??(^_^;)

 美味しいお鍋を頂いて、明日のために早めに就寝。天気は良かったけど星はまあまあだった。

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無心で登ります①

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時折、絶景の眺望があり、癒されます。

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また無心で登ります②

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山毛欅尾山に到着。昼食にします(時間は予定通り)

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白山を眺めるビューポイント。白山バックに記念撮影(癒されます^^)

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途中、鳥の足跡が.(Toriyaさんなら分かるんだろうけど...(^_^;)

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更に進みます。

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笈ヶ岳が見えています。

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途中、こんな斜面も下ります(^_^;)

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あともう少しで今日のテン場。

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今晩の夕食準備をしているもっちゃん。

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鍋、美味しかったです^^


 2日目は5時に出発。テントはそのままにして、宿泊セットを置いて軽量化で臨む。今日のほうが危険箇所が多いので気を引き締めてのスタートだ。

 まずは冬瓜山(かもうりやま)。ここの地名は笈ヶ岳もそうだけど、難読漢字が多い。おいずるがたけ、ぶなおさん、かもうりやま。
 この冬瓜山が際どいナイフリッジを通らないといけない。ブログやヤマレコで見てもかなりの危険スポットのようだ。

 やっさんが先頭でステップを切りながらルートを見極めて進んでくれる。最初は急登だったけど右手に見える白山が夜明けと共にピンクに染まっていく様子を見ていると辛い登りも何のその。やがて穏やかな登りをすぎて、問題と思われる痩せ尾根にたどり着いた。

 初めてみる形の美しい雪庇にドキドキしながらやっさんがつけてくれた足跡に沿って歩く。雪がたっぷりあり、真ん中を歩いていれば落ちることは無さそうに感じた。今日の雪の様子は北山ウォークさんのブログの時より歩きやすいのではないかと思った。

 難所を通過して危険だけど美しい場所だったなぁと思っていたら、本当の難所はこれからだった。
 めちゃくちゃ急な崖が目の前に立ち塞がっている。周りに木が生えているので高度感は薄いが、ところどころ雪の下の木の根っこだか岩だかが剥き出しになっていて歩行により一層の慎重さが求められる場所だった。

 やっさんがルートを見極めて先頭で登り、一人ずつ順番に難所をクリアしていく。自分の時もドキドキだけど、先頭のやっさんが進む時も自分の後の人が進む時も緊張しながら見守る。
 全員無事に登り終えた時にはホッとしたが、帰りもここを通るのは雪も溶けて怖いだろうなぁと思った。

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日の出と共に出発。

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朝一からの急登はキツイ~(^_^;)

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白山のモルゲンロートをバックに記念撮影(贅沢です^^)

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すごい雪庇です(日の出と雪庇のコラボがかっこいい^^)

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雪壁の登攀。本日の核心部の1つ。

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この雪壁を登りきると白山を含む360°の大パノラマが待ってました^^

 次はまた美しいけど危険な雪庇の芸術の上を歩いて、シリタカ山を超えたコルで小休憩。笈ヶ岳も近くなってきた。
 次のピークの岩底谷の頭を見上げると、テン泊地より後続していた二人組がいつの間にか前方に!
 どうやら冬瓜山のナイフリッジを避けて冬瓜平を経由していくルートで登られたようだ。

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核心部を越えても気が抜けないエリアです(^_^;)

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笈ヶ岳が近づいてきます。

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シリタカ山に到着。

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岩底谷の頭手前の急登。慎重に進みます。


 二人組のトレースを追わせてもらい、岩底谷の手前で左に際どい傾斜のトラバースを進み、小笈ヶ岳の手前で帰ってきたところをすれ違い。ピンクヘルメットの桃ちゃんという方だった。
 小笈ヶ岳への登りがとても急なカチカチの斜面で、最後の雪庇の登り越しがとても怖かった。

 小笈ヶ岳から笈ヶ岳は最後の頑張りで元気よく?登られた??様な気がする。体はヘロヘロだったけど気持ちは元気!
歩いてきた道はずっと景色良かったけど、山頂からの景色はまた格別だった。
 白山も見渡せるし遠くに見えるアルプス?もちろん近くの真っ白い大笠山も美しい!四方八方全方位が素晴らしい世界!!!ありがとうやっさん(*^▽^*)

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ようやく笈ヶ岳に登頂!!

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白山が綺麗だ~(ほんとに白い^^)

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360°大パノラマ、しかも白と黒(緑?)のコントラストが素晴らしい^^

 感動の山頂撮影会を終えて下山にかかるが、ここからも気を抜けない。急な斜面をピッケルとアイゼンをしっかり効かせながら集中して歩く。
 シリタカ山手前からは2つの山頂をパスしてルカ冬瓜平を経由するトラバース道を進む。二人組のトレースがあるので使わせてもらって進んだ。
 トラバース道は地図上それ程急なところはないので安全かと思ってたけど、実際歩いてみるとデブリが沢山あり雪崩の危険のある場所が多数だった。急いで通過!

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テン場へ向けて戻ります(まずは小笈ヶ岳に向かいます)

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思った以上に長く、凹凸が激しい冬瓜平(もっと楽に行けると思っていたのに(^_^;)

 テントに戻ると素早く撤収作業。最後のトイレを済ませて下山にとりかかる。
 下山は基本は下りだけど、名もなきピークをいくつか超えてきたので多少の登りはある。でも基本は下りなので(苦手な)登りのことは深く考えない様にしながらひたすら歩いてみんなに着いて行った。とにかく歩くのだ。進むのだ。無心で。

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テン場に到着(まだまだ下山はこれからです(^_^;)

 やがて本日最後の難所の山毛欅尾山の登りも何とか乗り切り、後は本当に下りOnlyとなったのだが、この下り道も強烈で、午後の雪が緩んだ踏み抜き地獄の激下りだった。
 何度かハマっては皆んなに救出してもらい、導水管に出てからはたろーさんが見つけた導水管横の階段を使わせてもらい安全スムーズに発電所まで下ることができた。

 発電所に着いた時点でもう下山した気持ちになっていたが、そこからは登り返し。もうちょっとなんだけど歩き続けることが出来ず、立ち止まってしまい皆んなに迷惑をかけてしまった。
 改めて申し訳ありませんでした。

 山行中、体力不足、準備の不足など様々なことでリーダーのやっさんはじめ皆さんに多大なるご迷惑をかけてしまったけど、参加させてもらって色々な経験を、積むことができて良かったです。
 素晴らしい景色を見るためにはもっと努力が必要だと改めて感じました。
 皆さん本当にありがとうございました!

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下山は導水管横の階段を使います(登りの傾斜は雪が少なく危険)。

記:たばっち
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テーマ : 登山
ジャンル : スポーツ

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プロフィール

鈴鹿ハイキング倶楽部

Author:鈴鹿ハイキング倶楽部
鈴鹿ハイキング倶楽部は鈴鹿山脈にホームグランドを置き、三重県をはじめ東海地方が活動エリアの登山サークルです。
鈴鹿山脈を中心とした低山ハイキングの軽い山登りから、アルプステント泊縦走、雪山や沢登りなどの本格登山まで四季を通じて活動しています。


これから山歩きを始めたい方、一人ではちょっと不安という方、仲間を見つけて新しい事に挑戦したい方、我々と一緒に山へ出かけませんか。

詳しくはHP(リンク先)参照

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