夏の蝶ヶ岳~常念岳縦走 2015.08.07~08
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アルプスなのに暑かった~

メンバー:なお、ちっぷる、まゆ、ゴッチ
コース
1日目:三股(7:30)~まめうち平(10:00)~蝶ヶ岳ヒュッテ(蝶ヶ岳)(12:50)


 残雪期に実施のこのコース、うわさの絶景にひかれ、有志で計画があがり、リーダーをさせて頂くことになりました。
 ちっぷるさんとまゆさんがアルプステン泊初体験とのこと。例年、DONリーダーのアルプステン泊企画のこの時期。いつも丸腰で参加してましたが、今年は主体的に動かねばと、気合いが入ります。
(落ち着いたらアルプステン泊企画の復活を…)

 テン泊装備の体力作りも兼ねて前週の大日三山に参加。
 同コース経験済のじろーさん、経験豊富なとりやさん、ちゅうたさんに色々相談しつつ、自分なりできる準備を進め、本番に挑みました。
 山行は混雑を避け、金土で実施。
 6:30に三股駐車場に着いたのですが、すでに満車。夏の北アルプス、メジャーな山の洗礼を受けます。
 少し下に駐車し、いざ出発。初日は行程のほとんどが樹林帯。むし暑い中、水分補給を挟みつつ、歩きます。
 途中、有名なゴジさんとも遭遇。休憩予定のまめうち平も見逃さずに発見。
 順調に進む中、最終ベンチ手前で他の登山者の救助ヘリ待ちに遭遇。ソロ登山のリスクを考えさせられました。

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いざ、蝶ヶ岳へ

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夏のゴジさん

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まめうち平で休憩

 最終ベンチを越えてから景観が開け、間もなく蝶ヶ岳ヒュッテに到着。コースタイムもほぼ予定通り、テン場も確保でき、一安心。翌朝までたっぷりある時間、槍・穂高連峰を堪能しました。
 蝶ヶ岳ヒュッテでは当日、ライブも開催しており、標高2600m超で音楽を楽しみながら、みんなでビールを乾杯しました。
 夕飯はすき焼き。まゆさんが伊賀牛を調達。自分も教えてもらったエッグホルダーで生卵を持参。味は格別でしたが、量が多くて食べきれず。反省点が残りました。

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看板の活字が石ノ森章太郎風

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蝶ヶ岳ヒュッテライブ(美声のボーカルはフジロック出演経験あり)

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皆で鑑賞

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蝶ヶ岳山頂は徒歩2分

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大キレットに沈む夕日

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夕飯はすき焼き

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テン場はゆとりあり

 早めに寝た為、月が出る前の星空を見逃し、少し後悔(なおさんは見れたらしい)。2日目の行程は少し長め。無事に下山することを願いつつ、就寝しました。

~2日目へ続く~
記)ゴッチ

2日目:蝶ヶ岳ヒュッテ(5:50)~蝶槍(6:40)~常念岳(11:10)~前常念岳(13:20)~三股(17:00)


 1日目の夜は、ピロートークもなく、8時で速攻就寝。何時なのか、ふと目が覚めた。
 はじめての山でのテント泊だったが、どうやら眠れたらしい、しかも爆睡。時刻はまだ2時で、テントの外に出て、空を見てみた。
 楽しみにしていた星空は、少し曇っていたせいか、下界で見る星空とそんなに変わらない。即寝した3テンメンバーとは違い、すぐ寝なかったなおさん曰く「星、すごくキレイだったよ★」
 9時ぐらいは満天の星空で、3テンメンバーに教えようと思ったが、起こすのを遠慮したとのこと。
 山での星空を期待していたのにがっかりです。満天の星空見たかったなー。しばらく空を見ていると、すーっと1つの流れ星が見えた。しぶしぶだけどこれで満足して、もうひと眠りすることにする。

 そとが騒がしく感じ、目が覚める。
 時計を見ると5時になっていた。4時起床予定だったのに寝過ごしてしまった!テントから出ると、周りの人がだいぶ起きていて、テントを撤収してたり、朝ごはんの準備をしていた。明るいが、日の出はまだだった。雲海が広がっていて、とっても神秘的。
 ひとまず、朝ごはんを食べようと、ホットコーヒーを用意していると、いつのまにか太陽が出ているではないですか!

ああ残念!ご来光を見逃してしまった!

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雲海からの朝日(ゴッチ撮影)

 山での朝は、出発の準備で忙しいので、日の出前に出発して、歩きながらご来光を眺めようと思ったのに、寝過ごしたために、しょっぱなから予定が狂ってしまった。
 明るくなった太陽を見ていても、まぶしくて目がちかちかするだけなので、ご来光を見てまったりするのをあきめて、早々に朝ごはんを食べて、出発の準備をする。
 テントの扱いにだいぶ慣れ、テント撤収を無事に終らせ、テント運搬担当のゴッチにお渡しする。ソロテンのなおさんは、全部ひとりテキパキとテント撤収を終らせていた。

 出発前に、山小屋で水を確保する。
 まゆちゃんが楽しみにしてた蝶ヶ岳ヒュッテの蝶々の山バッチが、まさかの品切れのため、購入できず悔しがる。かわりにゴッチがゴジラ山バッチを購入。新しい山バッチのため、女子が好みそうなカワイイバッチです。
 準備が整い、そしていよいよ常念岳に出発します!

 蝶ヶ岳~常念岳まで縦走するコースは、槍・穂高の大パノラマを見ながら稜線歩きが楽しめる眺望抜群コースです。
 壮大な穂高連峰をながめながら歩くって、なんてステキなんでしょう!
 2日目は朝から晴天で、クッキリハッキリ見える穂高連邦にメンバーのテンションもマックスです!蝶ヶ岳から蝶槍までのなだらかな稜線を歩いてると、なんだかワクワクしてきてきた。
 なんだ、今日は楽勝じゃん!なーんて、お気楽気分だったのに、ここから長く苦しい登山が始まるのでした。

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槍穂を眺めながらの縦走路

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常念までのアップダウン

 テント泊であまり眠れなかったというまゆちゃんですが、2日目も元気に歩いていきます。さすがアスリートです。
 あっという間に視界から消えるほどのハイスピードで、どんどんひとりで行ってしまうまゆちゃんを追いかけるゴッチ。そんなスピードについていけないわたし。マイペースに歩きます。
 最後尾をなおさんが歩いているが、なんだか様子がおかしいです。
 なおさんは鈴ハイ1のスピードスターで、いつもなら先頭を歩いてみんなを引っ張っているのに、今回はゆっくりです。ひさしぶりの登山だからか、テントを背負っているので荷物が多いからか、わたしよりスピードが遅い。
 メンバーのペースが合わないため、まゆちゃん・ゴッチのハイペース組となおさん・ちっぷるのマイペース組の2グループに分かれて登ることになる。

 晴天なので、北アルプスだというのに暑い、てゆーか暑すぎる!夏のアルプスって涼しいんじゃないんですか?
 今年はずっと猛暑日が続いているが、まさか北アルプスまでこんなに暑いとは!
 熱中症対策のため、こまめに水分補給することを実践をします。

 ハイペース組がところどころで、マイペース組を待ち、合流・休憩して、また登るの繰り返し。
 蝶槍からは、アップダウンがいくつもあり、地面が砂混じりで急斜面だったり、美しい林のなかを歩いたり、色々な雰囲気が楽しめる。
 そのうち視界が開けて、いよいよ常念岳への道がはっきり見えました。歩いている人が、まるでありんこのように小さい。岩がゴロゴロしてて、すごい坂です、圧倒されます。
 ゆっくりゆっくり岩の上を歩いて登っていきます。岩がどんどん大きくなり、ストックは片付けることする。
 ときどき後ろを振り返り、今日歩いてきた道を見た。蝶ヶ岳がだいぶ遠いです。いくつもの山を越えてきたんだーと実感します。
 なおさんはいっこうにスピードが上がらず、スローペースのまま。大丈夫なのか、心配になる。
 暑さで汗だくになりながら、ゆっくりゆっくり進む。

 山頂を目指して、暑さで朦朧となりながら歩いてると、うえのほうから声が聞こえ、まゆちゃんとゴッチの姿が見えた。
あと少しで頂上だ! そして常念岳へゴール! 

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常念岳山頂

 暑くてほんとうにしんどかったですが、常念岳からの眺めはごほうびのように最高でした。
少し待っていると、なおさんも登頂しましたが、様子が変です。登頂するなり、「熱中症かも」と言って、横になってしまいました。

 ええ!?熱中症!? どうしていいか分からずおろおろする3人。

 ひとまずお昼ごはんを食べて、様子をみましたが、なおさんは横になったまま、いっこうに起きる気配なし。冷たい水で冷やしてあげたいけど、こんな頂上でそんなのあるわけないし・・・・と思っていると、常念小屋方面から凍った2リットルのアクエリアスのペットボトルを持ったイケメン男子2人が現れたのです!
 ああ奇跡です! あの冷えたペットボトルをなおさんに渡してあげたい!
 するとリーダーゴッチが、イケメン男子になおさんの熱中症のことを説明して、ペットボトルを貸してもらえないかとお願いしてくれました。
 イケメン男子は、「いいですよ」と快く渡してくれました。神対応です!
 すぐさまなおさんの首あたりに冷たいペットボトルを置いて、少しでも回復してくれるよう祈るように待ちました。
30分ほどして、なおさんが起きました。意識が戻り、なんとか回復したようです。よかったです、ほっとしました。
 常念岳の山頂で記念撮影を早々にすませ、下山することにします。

 登山計画では、一の沢ルートで下山する予定でしたが、常念岳までだいぶ時間がかかってしまったので、三股ルートに変更するかメンバーで相談。
 三股ルートでの下山は、あまりおススメできないと聞いていたが、1日目の三股の登山口にいた管理人のおじさんに相談したとき、「地元の学生さんでも登れるコース」だと言われたので、三股ルートで下山することにした。
 このルート変更が運命の分かれ道となりました。
 だいぶ回復したなおさんが先頭をきって下山をはじめます。そのあとにまゆちゃん。あっというまに視界から消えてしまうほどのスピードです。

 わたしは常念岳に登るのにかなり体力を消耗してしまい、ハイペース女子にはついていけず、ゴッチとゆっくり下山します。
 前常念岳を目指して歩いていると、三股コースから登ってくる男女ペアの人に、「ライチョウがいますよ」と教えてもらいました。
 ライチョウ! 山で動物にほとんど遭遇したことがないわたしは心が躍りました。でもライチョウは曇りの日にでるらしいです。今日はかなり晴れてます。ほんとに見れるのかな?
 ワクワクしながらハイマツのなかを歩いていると、小さい鳥の声がして、ライチョウを発見!想像していたよりも小さいです。
 しかももっと小さいライチョウも3羽いました。どうやらライチョウの親子のようです。かなりの至近距離で4羽も見ることができました。
 ライチョウで疲れたココロがほっこりしていると、三股から登ってきた男性とすれ違ったので、この先にライチョウがいることを教えると「ありがとう」と笑顔で答えてくれました。
 こういうちょっとしたいいことを見知らぬ人と共有することを、普段ならできないのに、なぜか山ではできちゃうのはなんでしょうか?山マジック?

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三股へと続く長い下山路

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ライチョウにも会えた

 ほっこりした気分だったのに、ここから地獄のような長い下山が続きます。歩けど歩けどずっと岩場です。
 岩場が苦手で、下山が苦手なわたしにはとてもツライ! いつまでこの岩場が続くのか、もう飽きたよ!
あまりの岩場のキツさで、どこが前常念岳だったのか気づきませんでした。どうやらスルーしたようです。
 途中で登ってきた人にすれ違ったので、あとどのくらいこの岩場が続くが聞きました。あともう少し続くと教えてもらいました。
 岩の目印のマークが見づらいので気をつけるようにとも忠告をもらいました。ほんとだ、赤色のマークが薄かったり、気をつけてよく見ないと見落としそうです。

 途中で、なおさん・まゆちゃんハイペース女子組が休憩して待っていてくれました。
 おなかがすいたと食料を食べだすなおさん。ペースもハイペースだし、食欲も戻ったので、熱中症から回復したようです。よかったです。
 休憩していると全員の水がだいぶギリギリだということに気づく。三股ルートには水場は全くないのだ。ヤバイ、下山まで持つのか不安になる。
 下山予定は、15時だったのにまだまだ下山できそうにない。いったい何時になったら下山できるのか。三股ルートで下山する人も全くいない。わたしたちグループだけみたいです。
 もしかして三股ルートに選択したのは間違いだったのか。でもいまさら後悔してもしょうがない。下山するしか帰る方法はないのだ!
 わたしは明日美容院行って、髪を切るのだ!明日、デートする予定があるんだ!早く下山してお風呂に入るんだ!みんなでお互いを励ましあい、下山を再開。

 休憩場所から少し歩くと、アルミのはしごを発見。やっと岩場から脱出だ!ここから樹林帯に入ります。そしてまたすぐにハイペース女子組は視界から消えていきました。わたしはゴッチと一緒にひたすらマイペースに下山します。
 樹林帯は三股から蝶ヶ岳のルートとは全く雰囲気が違って、日没前なのにうっそうとして暗く、なんだか普段の鈴鹿山脈と代わり映えしない、地味な道でした。
 地図では、急坂となってましたが、思ったほど急坂ではなかったが、同じような地味な道を何度も何度も折り返し下るという、なんとも地味な下山でうんざりします。気分も全く萎えてしまい、出てくる言葉は「もう疲れた、ヤダヤダ」とグチばかりか、あとは無言でとにかく下山。
 16時には下山できるかなと思っていたのに、16時になっても全くゴールが見えず。途中から、川の流れが聞こえ始め、あと少しで三股分岐かもと期待しても、地味な道が延々と続き、ココロが折れます。

 ああ、いったいいつになったらゴールできるの?飲み水ももう底がついて、ふらふらに歩いていると、やっと見覚えがある三股分岐の道しるべを発見です!ああ、あと少しで登山口だ!
 すると、分岐近くに注意書きがありました。
「注意 三股まで急な下り坂が続きます。 このルートでは水場がありません。毎年、疲労による遭難が発生しています。体力に自信が方はルートを変更してください」
 ええ!? 三股ルートって簡単ルートじゃなかったの? そりゃあ三股ルートで下山している人が少ないのも納得です。
 さきに下山していたなおさんとまゆちゃんと三股登山口の駐車場と無事合流。下山したときは17時でした。
 2日目の登山時間は10時間近くもかかってしまいましたが、なんとか全員無事下山できてほんと良かったです。暗くなる前ギリギリでした。

 下山後は、お風呂に入って、おいしい夜ご飯を食べて、帰りの車で女子トークで盛り上がり、自宅に帰ってきたのは午前1時を回っていました。
 いろいろハプニングあり、またいろいろ反省点も多く、蝶ヶ岳~常念岳ナメてました。痛い目見て、本当に勉強になりました。
蝶ヶ岳~常念岳縦走メンバーのみなさま、ほんとうにお疲れ様でした!一緒に登れて本当に楽しかったです、ありがとうございました。

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「おまけ」ゴジさん山バッジ


今回の反省点
①熱中症に対する対応術をきちんと勉強しておくべきだった
熱中症の救急処置は、涼しい場所へ移動、衣服をゆるめ、身体を冷やす、水分補給
②安易にルート変更してはいけなかった
登山前にきちんとルートは調べておくこと! 簡単にルート変更しないこと!
記)ちっぷる


追伸
多々、反省点の残る山行でした。まだまだ勉強が必要です。姉さん方に色々と叱咤激励されながら、何とか無事下山でき、よかったです。なおさん、まゆさん、ちっぷるさん、ありがとうございました(^^)
ゴッチ
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