奥ノ平谷 2015.07.11~07.12

20150711奥の平26
恒例の・・・「OKU」!!



メンバー:次郎、やっさん、ふみふみ、たろー
      Sさん、Eさん、Iさん (一般)

去年の堂倉谷沢泊からちょうど一年、今回は今年初めての沢泊に台高の奥ノ平谷に行ってきました。



<1日目>
コース:千石林道ゲート(7:30)~魚止滝(8:35)~仙人滝(10:20)~
     ほら貝の滝(11:40)~鎌滝(13:45)~サスケ滝(15:30) 泊



 集合場所に全員が集合すると、沢の達人達は深刻そうな面持ちで話あっています。 どうやらここは相当な難易度の様子… あれっ今回のコースは赤石沢へ向けてのトレーニングで中級レベルじゃないの? そんなに難しいところなの!? 
たろーさんを除く鈴ハイのメンバーは今回のコースの難易度を理解していません。 若干不安になりながらの出発となりました。

 林道に車を止め、歩き出すと早速ヒルがお出迎えしてくれました。更に入渓し、歩き出すと岩場がヌルヌルしていて結構滑ります。連日の雨で水位も高いようです。不安は募る一方でした。

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林道からスタート

 少し進むと直ぐに高い岩に囲まれたゴルジュになりました。水位も深く早速泳ぎです(汗)
この先は魚止滝で直登出来ないし巻き道はここからなので荷物をデポして進もうと言う事でしたが、Iさんが登れたら登りたいとザックを背負ったまま泳いで進むことになりました。
たろーさんがロープを繋いで泳ぎきりそのロープを伝ってみんなが泳ぎます。

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戻り滝、泳いで通過

 去年の堂倉谷でザックとヘルメットが干渉して顔を上げれず溺れそうになった経験がある。今年はザックも背の低いものにしたし、このためにヘルメットも新調した、大丈夫だろうと水の中へ… アカン、溺れる!?ここから15メートルは泳がないといけません。 たばっちの専売特許「ここで待ってます!」と叫ぶも滝の音に掻き消され届かない(T_T) 結局ザックを浮き袋替わりにしてたろーさんに引っ張ってもらいました。

 今回はゴルジュが多いので泳げないと致命的。何とか今回泳ぎをマスターしたいと意気込んで来たが早速心が折れそうになりました… そして水量が多いため巻く事に。

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魚止滝、登れません・・

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全員泳いで

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また戻る

 魚止滝を巻くルートは岩場で傾斜がきついためFixロープが張ってあり、そこを空荷で登り、ロープでザックを引っ張りあげました。その後も少し危険なルートなのでアンザイレンで進みました。高巻きでさえこの難易度、無事に帰れるのか…
高巻きを終えて沢に戻ったときにATCがなくなっていることに気が付きました。 探しに戻る訳にも行かないので諦めて先に進みます。

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一見すごいけど

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なんとかへつれる

 また凄いゴルジュが目の前に現れました、たろーさんが先頭で進み、Iさんを呼びました。何やら二人で話しているようですが、OKが出たので次々と泳いで進んで行きます。待ち時間に一人で泳ぐ練習をするも結局打開策は見つけられずここではSさんに引っ張ってもらいました。ホントすみません…

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すごいゴルジュ

 泳いで3m程の小さな滝を登ると目の前に仙人滝がゴーと言う音と共に現れました。 どうやらたろーさんとIさんはここを進むか巻くかで相談をしていたそうです。 その激流にふみふみさんは一度流されたとか… そこをたろーさんはふみふみさんをサポートするためロープなしで戻ってきてふみふみさんと二人で渡っていました。自分もたろーさんにロープで確保してもらってましたが、足を取られ流されかけました。とにかく凄い水圧で足を前に出すことさえままならない状況、「流れの強くないところに足を置くんだ」とたろーさん、いやいや、そんなのどこにもありません(汗)
キングオブ四天王の凄さを再認識した瞬間でした。みなさんも苦労されてましたが、そこは達人たち、全員無事に渡りきることが出来ました。

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仙人滝

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この渡渉が厳しい

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水しぶきを浴びて

 次の法螺貝滝の高巻きは投げ縄でよじ登るルートがあるらしく、少しワクワクしましたが、時間の関係で逆側の右岸を巻くことに… その際、懸垂下降を行うことになり、やっさんがATCを貸してくれました。
たろーさんが「まだやっさんもロープを通していないATCを借りたんだ」と、えっ!?そんな事一言も言ってなかったのに… やっさんは体が大きいだけではなく、器も大きい男前です。

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ほら貝の滝

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やっさんの新品ATCで懸垂下降

 その後はいつ泳ぎが、激流がと思いながら歩いていましたが、その瞬間は訪れる事無く本日のラスボス佐助滝に辿り着きました。そしてラスボスに相応しい渋い巻きをクリアーし、本日の幕営地に着きました。

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鎌滝

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怪しいロープでトラバース

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佐助滝前で記念撮影

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佐助滝

 少し狭いですが、テント4張、焚火となかなか快適に過ごすことが出来ました。
焚火ではみなさんパンツを乾かすためにズボンを下ろして焚火にお尻に火を向ける怪しい集団でしたが、ふみふみさん特製の餃子鍋は美味しくて、更にたろーさんが持ってきてくれた春雨もまた美味しくてたらふく頂きました。ご馳走様でした!
その後は焚火でまったりし、就寝しました。

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餃子鍋

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お尻を乾かす怪しい一団

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幕営場所

2日目に続く・・・・



<2日目>
コース:サスケ滝上(7:30)~ワサビ谷出合の滝(9:35)~源流大滝(11:10)~
     稜線(13:45)~千石山(14:10)~喜平小屋谷出合(15:45)~千石林道ゲート(17:40)



 2日目の朝は比較的ゆっくりし7:30に出発。ここからはまたゴルジュ帯が続きます。出発5分後には高巻きで木をよじ登ったりで約1時間を費やしました。こんな調子で今日暗くなる前に帰れるのか?と不安になります。

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さあ出発

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この滝を巻くのに1時間・・

 次の美瀑15mの滝の高巻きのルートファインディングをたろーさんから命ぜられます。いつもはたろーさんの後ろを付いて行くだけなので自分のことだけ気にしていればいいのですが、先頭となるとかなりのプレッシャーです。みんなが安全に進めるルートを探して進むんだと言われましたが、そんなルートございません! いきなり難易度高くないですか!? 何とか急登を登ると踏み跡があり無事沢に生還、たろーさんにもあのルートしかないだろうと言われホッと一安心、沢登りのルートファインディングの難しさを改めて実感しました。

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美瀑15m

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ルーファイは任せて!

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途中の滝の前で人文字「OKU」

 ワサビ谷出合い?2連の滝に着くとSさんが、「ここが有名な滝だ」と教えてくれました。無知ですみません… そこで天然のマイナスイオンを浴びながらの休憩。沢登りは沢山のマイナスイオンで健康になれる?そんな気がする… 

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2連の滝

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腰までつかる

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沢へ復帰

 源流大滝を超えるとゴルジュ帯は終了し、次第に水量も減り、沢の終わりが近付いてくるのが分かります。名残惜しむようにひたすら水中を歩き、時には寝そべったりしました。縦走路が近付くと広い草原に出ました。台高の山は(鈴鹿も)詳しくないのでこんな良いところがあるんだなぁと、まだまだ知らないところが沢山あってもっともっと色んなところへ行きたいと思いました。

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源流の雰囲気

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源流大滝

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快適そうなテン場

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クールダウン

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詰めの草原

 縦走路に着くとそこからは下山だけかと思いきや、150mの登りが待っていました。2日間歩いて疲れた体にこれを登れば下るだけと言い聞かせひたすら登りました。
千石山のピーク手前からはSさんを先頭に地図にないルートを下山します。この辺りはSさんの庭らしく、自分にはどこに道があるのか分からない、そんなルートを進みました。そのおかげでかなりの時間短縮になったようです。

 急登を下りきると千石谷の五段の滝近くに素晴らしい休憩スポット? (沢屋用) のなめがあり、各々下山で熱くなった体を寝そべってクールダウンしたり、飲み水を汲んだりしました。
その後は途中崩れた林道を1時間半歩き無事車まで辿り着きました。

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喜平小屋谷出合で最後のクールダウン

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車に戻ってきた、お疲れ様でした。

 今回の奥ノ平谷はアッセンダーを使った登攀、懸垂下降、ロープでの荷揚げなどいつもと違う遡行方法、ロープワーク(ふみふみさんはロープの仕まい方も)を経験することが出来、また少しレベルが上がった気がします。

 また、水量の多さから直登出来る滝は少なかったですが、スケールの大きなゴルジュが素晴らしく、まさに神様が作った美術館の名に相応しい沢でした。機会があれば是非もう一度来たいと思いました。

今回の反省点(たばっち風&ふみふみさんリクエスト)

①ザックやヘルメットを換えても泳げない。キチンと泳ぎをマスターすべし。
②ATCなど落としたら致命的なものは環付カラビナでキチンとロックすべし。
③ジップロックは古くなると止水部が弱くなりいざと言うときに大事なものがずぶ濡れになってしまう。
 定期的に新しいものに交換すべし。
④トップで登ってもロープを持っていなければ、確保出来ないので意味がない。ロープを持って登るべし。

今回参加のみなさん、素晴らしい2日間をありがとうございました。

記)次郎


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テーマ : 登山
ジャンル : スポーツ

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お疲れ様でした!
達人の皆さんの行くところはどんどんグレードアップしていますね(゚ω゚;A)
凄まじい写真のオンパレードですね☆
ヘルメットとザックが当たって泳ぎにくい問題は私も体験しました。(私は元々泳げませんが)次回の沢で泳げる方法を模索したいと思います。
プロフィール

鈴鹿ハイキング倶楽部

Author:鈴鹿ハイキング倶楽部
鈴鹿ハイキング倶楽部は鈴鹿山脈にホームグランドを置き、三重県をはじめ東海地方が活動エリアの登山サークルです。
鈴鹿山脈を中心とした低山ハイキングの軽い山登りから、アルプステント泊縦走、雪山や沢登りなどの本格登山まで四季を通じて活動しています。


これから山歩きを始めたい方、一人ではちょっと不安という方、仲間を見つけて新しい事に挑戦したい方、我々と一緒に山へ出かけませんか。

詳しくはHP(リンク先)参照

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