明神岳~冬の北アルプスバリエーション 2017.4.29

20170429明神岳01_420
明神池からの明神岳


<メンバー> 
ita、とー、aya、Yさん(一般)

<コース>
4/29 晴れ後雪、雷
土岐IC6:30~9:00沢渡駐車場~10:00上高地 小梨平キャンプ場 泊
4/30 晴れ
出発5:15→岳沢登山道→6:22.7合看板→8:30ナイフリッジ→10:15.2500台地10:40
→11:10Ⅴ峰山頂11:35→2500台地→13:00前明神沢降り口→14:40岳沢登山道合流→15:30上高地


 突然の黒雲と降雪、ミゾレと雷鳴に襲われた上高地のキャンプ場。
 しかし早々に停滞を決め込んでいた我々はテントの中でまったりと夕餉を楽しんでました。

 昨年から、企画上がっていたバリエーションルート、明神岳~前穂高岳を叶えるべく日程調整してましたが、連休初日の土曜日 寒気が南下してた事も有り、数日前にの積雪に合わせて穂高は真冬の様相。
 多くのパーティが山行中止する中、尾根沿いに最短ルートで登れ、標高もやや低い明神Ⅴ峰を狙う事にします。

 木曽からのアプローチ、立派になった沢渡中駐車場にてタクシーに乗替え。
 4人+大荷物のザックにもにこやかに対応してくれる運ちゃんに好感を持ちました。

 連休初日で、どれほどの客が入ってるか心配でしたが、事前の悪天予報が効いてるのか、観光客も登山客も疎らで拍子抜け。
 午前中に小梨平でテントを張った後はもうヒマ暇で、ビジターセンター寄ったり、明日の登山口の下見したりと完全に観光客風情で過ごしました。

 テントに戻った後、まだ歩き足りないayaさんを明神池に見送り、残った3人でテントでグダグダと日頃の疲れを癒します。
 2時を過ぎた頃、予報通りの突風とミゾレが吹き荒れ、外を覗き見ると周りは真っ白に。

 カミナリも鳴ってきた頃、急いで戻ってきたayaさんを向かい入れ宴会モードに。と言ってもお酒は自分だけでしたが。
 手際の良いayaさん。今後の食当も期待です。
 一般参加の元会員Yさんは在籍中、バリエーションルートに興味持つも、私の都合が合わず心残りでしたが、今回ようやく御一緒出来、互いの近況報告で話が盛り上がりました。

 翌朝は快晴。
 テントは張ったままでの、出発。とーさんはサングラス忘れて心配しましたが、半日ぐらい何とかなるとの事。
 全員確認しましたが忘れ物見当たらず、ホッとしました。

 岳沢は登山口からチラホラ積雪有り。 尾根にどれほど積雪有るのか心配になる。
 他のパーティと抜きつ抜かれつし、尾根分岐の7号看板に1時間程で到着。

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一般道からの分岐

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いよいよバリエーションルート!

 ここからまず800mの標高差を激上りします。
 最初の1時間程は雪が出たりでなかったりで、アイゼン無しで。
 途中から樹林帯ながらかなりの急傾斜の雪壁となる。まだ雪は固くアイゼンピッケルが良く効く為、登るには快適。

20170429明神岳04_420
急傾斜の雪壁

 ayaさん、アイゼンがガタつくとぼやいてる。岩尾根やアイスバーンでは致命傷になるので踵のアジャスターを締め上げる。
 私は残雪期用に少しキツメサイズ、軽量の冬靴を投入しましたが、非常に快適に登れました。
 分岐から2時間程で主尾根に合流、それと共に両側切立ち、岩+氷結部も出て、メンバーに緊張走ります。

 ナイフリッジ帯に入りました。
 ここからはとーさん絶好調、小さい体を上手に使ってズンズン登って行きます。

20170429明神岳05_420
痩せ尾根のはじまり

 樹林のおかげで高度感はあまり感じませんが、結構長い距離続きます。300m程有ったかな?
 傾斜も増して、fixロープも出てきますが、足やザックに絡みつきかえって邪魔かも?
 ここで途中抜かれた4人パーティに追いつきます。
 大事を取って初心者にロープを出してるので、一声掛けて抜いていきました。

 その直後、事件が・・・

 ayaさん リッジ通過中にスマホで撮影始めたので、危ないから、片づけてと指示。
 ところが20m程進んだ所で、「落としたらしく見当たらない!」との事。
 リッジ上には見当たらず、前明神沢側に落ちて行ったらしい。
 諦めると言いつつ諦めきれない表情に探索続行。

 遠目に沢上を探ると、微かに雪上に転がった跡が・・・その先に小枝の様なシルエットも見える。
 尾根の切れ目より雪渓に降り立ち、近付くと見事有りました。

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無事発見!

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6雪岩mixルート

 喜んだのもつかの間、今度は荷物を降ろし始めた彼女に、「後にして!」と叫んだ瞬間、カメラの入ったポシェットごと今度は明神南沢側に転がっていきます。リッジの縁ギリギリで運よく止まり何とか回収。
 貴重な体験を繰り返す新人さん。今後に必ず活かしてほしいと・・・今だから心穏やかに言えます。

20170429明神岳07_420
ナイフリッジ

 残りのリッジ帯はますます傾斜が上がり、途中の雪稜では足の幅分程の所も出てきますが、みなさん怖がる様子も無く楽しむ余裕も。

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穂高まだ真っ白

 リッジ帯が終わると、また雪壁登りが始まります。
 森林限界も抜けて、向かいには西穂高、北側には穂高、後方には霞沢、乗鞍、焼岳に囲われてます。そして眼下にはスタートした上高地が股の間から終始見える様になってきました。

 元気なずみさん先頭、荷物重過ぎのYさんややお疲れモード?若いayaさんは疲れが見えません。
 急登も終息点が見えてくると、いよいよ今回唯一の癒しポイント、2500m台地です。
 雪たっぷりの雪原が広がり、縁にはかつて泊まったテント適地が点在してます。強くなった西風もここは防がれ、5時間ぶりにようやくの休憩です。

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ようやく2500m台地へ

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大休止!

 正面には、威圧感の有るⅤ峰が我々に覆いかぶさってきます。
 ここまでの行程は順調とはいえ、引き返しリミットまであと30分程。
 帰路を思うと余裕は有りません。

20170429明神岳11_420
Ⅴ峰、最後の登り

 記憶を辿りながら最短、最速ルートを探りながらルート指示。雪の付き具合が少ないのと、だいぶ緩んでる事も有り、岩重視でアイゼンは外してのトライ。とーさん、上手にピッケル使っての岩登り。いつの間に覚えたのかな?

20170429明神岳12_420
上高地を眼下に

 中央部の岩稜帯は避け、左側のハイマツ帯、弱点を狙いますが、所々3級の岩場が出てきて楽しめます。
 強くなった西風に煽られながら、何とか山頂に到達。
 思わず歓声が上がります。

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Ⅴ峰登頂!

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明神主峰

 主稜線の先には、明神岳Ⅳ峰~Ⅰ峰までが見渡せ、思わず足を進めたくなりますが、それは次回のお楽しみとして、とりあえずの撮影会。
 山頂に刺さってる色褪せたピッケルが良い味出してます。

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絶景広がります

 なごり惜しくも、眼下にゴールの上高地を見据えながらの下降に移ります。
 山頂直下の下りは、苦手そうなayaさんにロープ出し、場慣れしてるとーさんとYさんは先行でずんずん行きます。

20170429明神岳16_420
下山はロープを出して

 2500台地で再び大展望を満喫した後、問題のナイフリッジ岩稜へ。
 先ほど、スマホ拾いに降りた前明神沢、弱層も無さそうだし立木も多い。
 雪崩れに一応用心して、左岸際を下降する事とした。
 アイゼンの効きは悪いので、傾斜緩むまでは2人2組のスタカットで。
 とーさん、ayaさんまず降ろして、立木を周ってビレー体勢をとってもらう。

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前明神沢からの下降

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立木を使ってのビレイ

 荷物重いYさん、いきなりド派手にスリップ!回転しながら落ちてくる。
 ビレーしてたとーさんに声掛けて確保体勢。見事止めてもらえました。
 立木が無くなったらアックスビレイかなあ~と5~6ピッチも降りたら傾斜が緩くなり、快適に歩けるように。
 ayaさん、氷雪訓練で慣れたのか実に安定した足取り、私もスリップも止めてもらいました。

20170429明神岳19_420
岳沢への下降

 下降初めて1時間ちょっとで岳沢道が見えてきました。やはり雪渓下降は早い!
 あっけなく現れた一般道との合流点にて記念写真。ホッと一息です。
 温度は急上昇して、シャツ一枚での下山となり、山頂付近での強風による寒さが嘘みたいでした。

20170429明神岳20_420
お疲れ様でした

 今回は、メンバーの理解も有り、たった一日の晴天を捉えて、高峰にチャレンジする事が出来ました。
 また、登頂したとはいえ、個々の課題も多く見つかり、実りある山行だったと思います。
 ほとんど休憩無し、10時間を越える山行を共にしてくれたメンバーに感謝です。
 次の機会には、是非前穂まで縦走したいと思いました。

ita
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小木森谷 沢登り 2017.4.23
20170423小木森谷12
2段120m 小木森滝



<メンバー>
たろー、もっちゃん、次郎、えだこ、つよっさん、シュークリームさん(一般)

<コース>
林道(8:25)~ハゲオロシ谷下降~往古川(9:10)~ケン淵滝下(10:30)
~小木森谷出合(12:10~12:50)~小木森滝下(15:20)~小木森滝下段滝上(16:00)
~小木森滝落ち口(16:30)~花折峠登山口(16:50)




 素晴らしい滝と噂の小木森滝へ行ってきました。道から遠くに滝が見えました。結構、山深い所に存在感を出しています。

20170423小木森谷01
林道から小木森滝

 まずは谷への下降から暑くなり、きれいな水に誘われましたが、泳ぐにはまだ早くおとなしく歩きます。

20170423小木森谷02
ハゲオロシ谷下降

20170423小木森谷03
きれいな谷

20170423小木森谷04
泳ぐには早いかな

20170423小木森谷05
いい雰囲気

 結構、厳しい沢で越えるのに苦労する所が続々出てきます。やっと到着した滝はでかく素晴らしいのですがこの滝の見どころは1段上がった所にありました。

20170423小木森谷06
厳しい~

20170423小木森谷07
ケン淵滝

20170423小木森谷08
難所のゴルジュ

20170423小木森谷09
右壁から突破

20170423小木森谷10
後続はアブミで

20170423小木森谷11
巨岩を越えて

20170423小木森谷12
ついに小木森滝

20170423小木森谷13
美女二人

20170423小木森谷14
集合写真

20170423小木森谷15
滝下を通過

 綺麗な水をたたえた釜に上からの滝とそこから落ちる滝。素晴らしいです。

20170423小木森谷17
1段あがったところ


小木森谷を見上げる

 更に上段の滝の落ち口に上がったのですがそこはすごい高度感!しかも遠くに海まで見えます。滝から見る海は感動ですね。噂に違わず素晴らしい滝でした。

20170423小木森谷18


記)つよっさん
セルフレスキュー訓練 2017.4.9
20170409セルフレスキュー講習11_420
いろんな搬送方法を実践してみました!


<メンバー>
たろー、やっさん、えだこ、はる、めぐち、もっちゃん、zenkou、とー、次郎、シズ、CUB、ちっぷる、たばっち

<コース>
朝明駐車場-中峠-朝明駐車場


 鈴ハイ恒例!春の登山講習会が鈴鹿で開催されました。
 菜種梅雨のさなか、なんとか天気も持ち堪え、リーダータバッチを筆頭に総勢で12名で8時半に朝明駐車場を出発しました。朝明渓谷沿いに中峠ルートを地図とコンパスで現在地を確認しながら荒れた沢沿いを進みます。
 入山90分程で中峠に到着しいよいよ講習会開始。今回のテーマは負傷者救助です。

20170409セルフレスキュー講習01_420
荒れた沢沿いを進む

20170409セルフレスキュー講習02_420
中峠へ到着、電波状況を確認します

 まずは通信状況の確認。キャリアによって通信状況はまちまち。各々が携帯の電波を確認しました。
 次に現在地の確認。救助要請を警察にする場合、的確な位置情報の把握が必要で(N北緯とE東経)の伝達が一番との事。

えー!どうやってーー‼︎

 それが簡単にわかるんです。携帯にはGPSという立派な機能があるんです。圏外でもグーグルやコンパスアプリで位置情報を知る事が出来るんです!目から鱗~^o^。
 救助要請が済んだら、次は負傷者の安全な場所への搬送です。もし大柄な人を運搬する場合どうすればいいのか?またもや難問…。

大丈夫あるんです!解決法‼︎

 まず空のザックを用意し逆さに、運搬する人がしゃがみ背中で背負います。運搬される人が両足をザックの紐に通し運搬する人が立ち上がります。ちょうど赤ちゃんの抱っこ紐の要領です。
 ザックを逆さにせずに、そのままストックで腰掛けを作るバージョンもタローさんから披露され、歓声があがります。また人足がいる場合、必殺ザック三連結の技も繰り広げられました。

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空のザックをさかさまに背負い、間に負傷者を挟んで・・・

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よいしょ!

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周りの人は立つときに補助します

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大人一人背負えました!

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次はシートの周りにカラビナとスリングを巻き付けて・・・

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大人数で運ぶ方法。乗り心地良さそうです(^^)

 連結したザックが担架になり皆で運搬します。
 どんな大男もこの技にかかれば問答無用。まるで揺りかごの中の赤ちゃん👶です。

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さらに、ザックを連結させて

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美女軍団に運ばれる大男??

 ここで講習会は終了、13時に下山しました。

20170409セルフレスキュー講習14_420
下山後に集合写真

 先ずは負傷し無い事が一番ですが、備えあれば憂いなし。物資の無い山で、ある物だけを活用し救助活動‼︎とても勉強になった講習会でした。

シズ
ロープワーク講習 2017.04.08
03_LI.jpg
知っておこう!色々なロープワーク



<メンバー>
たろー、たばっち、えだこ、次郎、もっちゃん、と-、ita、toyo

<コース>
三重県民の森(8:00~15:00)




 今回は、事前の課題もあり、とても内容の濃い講習になりました。
 当日は、降りそうだったけど、案外、合羽いらずの天気でした。
 曇り空と桜の淡い色合いが妙に艶っぽかったな。
 場所は県民の森、8時に集合しました。

 講習は、2人1組となり、丁寧なマンツーマン指導でした。
 的確なチェックが入り、やや緊張しましたが、少しずつ覚えてできるようになるとやっぱり嬉しいものです。

 さて、先ずは予習の確認から。エイトノットやプルージック等の結び方をおさらいします。
 又、ロープの扱いも教えてもらいました。
 ロープの束ね方は簡単そうにみえて、実際にやってみると、「ん?」と最初は戸惑いました。
 皆、何度も練習を重ね、初回、バラバラだったロープの長さが徐々に揃ってくる様に。
 肩にロープを掛けると、ちょっとやってる人感が出て、良い感じ。

20170408 ロープワーク訓練01
うまく束ねられるかな

 自分のやり方はこうだけど、こうする方法もある…とか、こうすれば、スムーズに次の行動に移せるだとか…、とても細やかな事まで出し惜しみなく教えてもらいました。
 わかっていたつもりでも、しっかり分かっていなかったり、全くわからずオロオロしていた部分に少し自信が持てたりと気持ちも変わっていきました。

 次にトップとセカンドの連携、合図の確認、中間支点の取り方、確保の仕方等を学びます。
 笛を吹いて合図をするのですが、どのタイミングで吹くのか、鈴ハイでのルールを決めておいた方がわかり易いのでは?等の意見が出ていました。

 実際の沢では、音が聞こえにくく、姿が見えない場合もあります。
 笛を吹く際も、声出しの際も思った以上に「大きく」が必要となる様です。
 また、確保では、しっかり足を踏ん張って、不意なテンションに耐えられる様にしておかねばなりません。
 また、ロープの送り出しでは、たるみがあってはいけないので相手の歩調に合わせます。
 セルフビレイから始まり何度も手順を繰り返します。

20170408 ロープワーク訓練02
手すりを使ってトップとセカンドの連携手順

 さて、そろそろランチタイム!と思いきや、脱出の技術も身につけましょうとの事。
 講習なので、平地での訓練ですが、実際は崖の上。
 トップを安全に確保したまま、自分は脱出して、助けを求めに行くという想定です。
 幸いにも鈴ハイでこの様な状況になった事はないとの事でしたが、考えただけでパニックになりそうです。
 実際にタローさんがやってみてくれました。
 (※やり方はうまく説明できず、省略します。詳しくはタローさんまで)

03_LI.jpg
ビレイからの自己脱出
うまく荷重を移してと・・

20170408 ロープワーク訓練05
フリクションノットはこう巻くねんで

20170408 ロープワーク訓練06
な、止まるやろ?

 で、ランチタイム。カップ麺率が高かったです。
 外で食べるカップ麺はなぜ美味しいのだろう。

20170408 ロープワーク訓練07
ロープ登りえだちゃん

20170408 ロープワーク訓練08
ロープ登りえだちゃん

20170408 ロープワーク訓練09
ロープ登りえだちゃん

20170408 ロープワーク訓練10
ロープ登りえだちゃん

20170408 ロープワーク訓練11
登ったら降りなあかんで

 午後からは、懸垂下降の練習を行いました。
 階段の段差を利用して行ったのですが、それでも怖い。
 (スルスル〜ッと下に落ちていかないか。大丈夫と言われても。ねぇ)

 ハーネスにスリングで距離を取り、プルージック等でバックアップ機能を設けます。
 その際、体重が掛かった重みで、プルージッックが締まってしまわない様に、ATCの下にバックアップ機能を作るのが良いと学びました。
 エイト環の使い方も初めて学びました。購入していたものの、使う機会がなかった代物。
 落としてしまわない様に、ハーネスにエイト環を付けたままロープを装着し、カラビナにつけます。
 又、懸垂下降の際、エイト環の近くに手を持っていくと、エイト環とロープの間に手を挟む事もあると注意を受けました。

12_LI.jpg

懸垂下降中のたばっち、何を思う

13_LI.jpg
不思議な光景

 ロープの太さによっては相性もあるのだということもよくわかりました。
 ただ、今回、ヘルメットを持って行ったのに、被らずじまいだったので、そこは反省します。
 練習でも怪我をしないとは限りません。

 最後に実際に斜面での懸垂下降を実施しました。
 怖くて下を見れませんでしたが、途中、「木に引っかかるよ〜」と声が掛かり、下も見て確認しながら降りないといけない事がわかりました。
 えだちゃんが、上手い具合に下降と思いきや。ちょっと滑ったのは愛嬌ですね。
 教える人も教わる人もそれぞれに新しい発見や課題が見つかった講習であったと思います。

20170408 ロープワーク訓練14
最後は実際の斜面で

 解散直後にポツポツの雨からザ〜ッと横殴りの雨に変わりました。
 タローさん、予定を1時間早めての開催、正解でした。
 本当に講習が終わるのを待ってくれていた様な雨でした。
 きっと今回のロープワークを知っているのと知らないのとでは、楽しさも違ってくるはず。
 タローさん、itaさん、ジローさん、ご指導ありがとうございました。

記)toyo
笈ヶ岳 2017.4.1~2
20170401笈ヶ岳27_420
ようやく笈ヶ岳に登頂!!


【メンバー】
たろーさん、たばっち、もっちゃん、とーさん、やっさん

【コース】
<4/1> 7:21一里野温泉スキー場 ~ 8:04中宮発電所 ~ 9:25貯水池 ~ 11:01 カンタの山(P1058) ~ 12:53山毛欅尾山 ~ 13:59 P1271 ~ 14:52 P1312 ~ 15:42 P1418 ~ 16:26幕営地(P1418を過ぎたコル辺り)(テン泊)

<4/2> 5:05幕営地 ~ 6:39冬瓜山 ~ 7:12シリタカ山 ~ 8:05 P1626 ~ 8:25岩底谷の頭 ~ 9:02小笈ヶ岳 ~ 9:14笈ヶ岳 ~ 9:34小笈ヶ岳 ~ 10:08 P1626 ~ 11:38冬瓜平 ~ 12:39幕営地 ~ 13:15 P1418 ~ 13:35 P1312 ~ 14:25 P1271 ~ 15:42山毛欅尾山 ~ 16:05カンタの山(P1058) ~ 16:51貯水池 ~ 17:53中宮発電所 ~ 17:57一里野温泉スキー場



 残雪期にしか登れない山、笈ヶ岳
 NHKグレードトラバースの田中陽希が200名山一筆書きの旅で登っているのを見て、とんでもない山があるものだと驚いた。田中陽希は雪のない時期に登って、藪に絡まって大変な目に遭いながら登頂していたが、残雪期は藪が雪に埋まるので登れるようになるらしい。

 去年やっさん が企画したけど、雪不足だか日程が合わなかったかで中止になってしまい、今回はリベンジ企画だ。入念に計画を立てて緻密に調べ上げて実行に移す。今年のやっさんは復讐の鬼。
 去年は日帰りで行こうとしていたところを一泊二日で企画してもらっていたので、私でも行けるかも?とエントリー。
 北山ウォークさんのブログと3/25に行かれた方のヤマレコを見比べながら地図を予習して経路をシュミレーションしてみたが、お二方とも健脚のようで、とりあえず北山ウォークさんのコースタイムを書き込んでみた。
 忘れ物注意で何度も確認してたらもう寝なきゃいけない時間に!

 当日は夜2時50分に集合。この微妙な時間はなんだろう…江頭?
 家を1時半に出発したけど、合流してからはやっさんの車で寝かせてもらい睡眠時間を確保させてもらった。

 早朝に一里野温泉スキー場について、準備してから登り始める。中宮発電所までは踏み抜きやすい雪道なので早速ワカンを装着して、そこからが急登の始まり。導水管の横をみんなで交代ラッセルで登り、導水管の上に着いた辺りから私は力尽きてラッセル泥棒になってしまった。

20170401笈ヶ岳01_420
写真1 中宮発電所に向かう急傾斜を下降。

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中宮発電所へのつり橋に到着。

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導水管の横を交代でラッセル。

20170401笈ヶ岳04_420
貯水池まで来ました。

 この後はとにかく修行のように只々登るだけ。無心で登るのだ。前に進むのだ。
 カンタの山、山毛欅尾山、名もなきピークをいくつも越えて、P1418のちょっと先のテント泊適地のコルにたどり着いた。

 この辺にしましょうか。と言うリーダーやっさんに、たろーさんが「もうちょっと行ったところにしよう」とまだ先に進んで様子を見にいってくれた。
 えー、まだ進むのですか?
 何だかこの展開は2015年秋の雲ノ平を思い出す。

 たろーさんからこっちの方が良いとの連絡があり、進んでいくと風も通りにくいちょうど良い場所を探してくれていて、良い感じでテントを張ることができた。
 そして今日の食担はたろーさん!
 女子ばかりに任せるのは悪いと思って自ら買って出てくれてらしく、有難いことです。となると、逆に女子にも5テンを背負う任務が回ってくるかも??(^_^;)

 美味しいお鍋を頂いて、明日のために早めに就寝。天気は良かったけど星はまあまあだった。

20170401笈ヶ岳05_420
無心で登ります①

20170401笈ヶ岳06_420
時折、絶景の眺望があり、癒されます。

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また無心で登ります②

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山毛欅尾山に到着。昼食にします(時間は予定通り)

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白山を眺めるビューポイント。白山バックに記念撮影(癒されます^^)

20170401笈ヶ岳10_420
途中、鳥の足跡が.(Toriyaさんなら分かるんだろうけど...(^_^;)

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更に進みます。

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笈ヶ岳が見えています。

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途中、こんな斜面も下ります(^_^;)

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あともう少しで今日のテン場。

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今晩の夕食準備をしているもっちゃん。

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鍋、美味しかったです^^


 2日目は5時に出発。テントはそのままにして、宿泊セットを置いて軽量化で臨む。今日のほうが危険箇所が多いので気を引き締めてのスタートだ。

 まずは冬瓜山(かもうりやま)。ここの地名は笈ヶ岳もそうだけど、難読漢字が多い。おいずるがたけ、ぶなおさん、かもうりやま。
 この冬瓜山が際どいナイフリッジを通らないといけない。ブログやヤマレコで見てもかなりの危険スポットのようだ。

 やっさんが先頭でステップを切りながらルートを見極めて進んでくれる。最初は急登だったけど右手に見える白山が夜明けと共にピンクに染まっていく様子を見ていると辛い登りも何のその。やがて穏やかな登りをすぎて、問題と思われる痩せ尾根にたどり着いた。

 初めてみる形の美しい雪庇にドキドキしながらやっさんがつけてくれた足跡に沿って歩く。雪がたっぷりあり、真ん中を歩いていれば落ちることは無さそうに感じた。今日の雪の様子は北山ウォークさんのブログの時より歩きやすいのではないかと思った。

 難所を通過して危険だけど美しい場所だったなぁと思っていたら、本当の難所はこれからだった。
 めちゃくちゃ急な崖が目の前に立ち塞がっている。周りに木が生えているので高度感は薄いが、ところどころ雪の下の木の根っこだか岩だかが剥き出しになっていて歩行により一層の慎重さが求められる場所だった。

 やっさんがルートを見極めて先頭で登り、一人ずつ順番に難所をクリアしていく。自分の時もドキドキだけど、先頭のやっさんが進む時も自分の後の人が進む時も緊張しながら見守る。
 全員無事に登り終えた時にはホッとしたが、帰りもここを通るのは雪も溶けて怖いだろうなぁと思った。

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日の出と共に出発。

20170401笈ヶ岳18_420
朝一からの急登はキツイ~(^_^;)

20170401笈ヶ岳19_420
白山のモルゲンロートをバックに記念撮影(贅沢です^^)

20170401笈ヶ岳20_420
すごい雪庇です(日の出と雪庇のコラボがかっこいい^^)

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雪壁の登攀。本日の核心部の1つ。

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この雪壁を登りきると白山を含む360°の大パノラマが待ってました^^

 次はまた美しいけど危険な雪庇の芸術の上を歩いて、シリタカ山を超えたコルで小休憩。笈ヶ岳も近くなってきた。
 次のピークの岩底谷の頭を見上げると、テン泊地より後続していた二人組がいつの間にか前方に!
 どうやら冬瓜山のナイフリッジを避けて冬瓜平を経由していくルートで登られたようだ。

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核心部を越えても気が抜けないエリアです(^_^;)

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笈ヶ岳が近づいてきます。

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シリタカ山に到着。

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岩底谷の頭手前の急登。慎重に進みます。


 二人組のトレースを追わせてもらい、岩底谷の手前で左に際どい傾斜のトラバースを進み、小笈ヶ岳の手前で帰ってきたところをすれ違い。ピンクヘルメットの桃ちゃんという方だった。
 小笈ヶ岳への登りがとても急なカチカチの斜面で、最後の雪庇の登り越しがとても怖かった。

 小笈ヶ岳から笈ヶ岳は最後の頑張りで元気よく?登られた??様な気がする。体はヘロヘロだったけど気持ちは元気!
歩いてきた道はずっと景色良かったけど、山頂からの景色はまた格別だった。
 白山も見渡せるし遠くに見えるアルプス?もちろん近くの真っ白い大笠山も美しい!四方八方全方位が素晴らしい世界!!!ありがとうやっさん(*^▽^*)

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ようやく笈ヶ岳に登頂!!

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白山が綺麗だ~(ほんとに白い^^)

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360°大パノラマ、しかも白と黒(緑?)のコントラストが素晴らしい^^

 感動の山頂撮影会を終えて下山にかかるが、ここからも気を抜けない。急な斜面をピッケルとアイゼンをしっかり効かせながら集中して歩く。
 シリタカ山手前からは2つの山頂をパスしてルカ冬瓜平を経由するトラバース道を進む。二人組のトレースがあるので使わせてもらって進んだ。
 トラバース道は地図上それ程急なところはないので安全かと思ってたけど、実際歩いてみるとデブリが沢山あり雪崩の危険のある場所が多数だった。急いで通過!

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テン場へ向けて戻ります(まずは小笈ヶ岳に向かいます)

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思った以上に長く、凹凸が激しい冬瓜平(もっと楽に行けると思っていたのに(^_^;)

 テントに戻ると素早く撤収作業。最後のトイレを済ませて下山にとりかかる。
 下山は基本は下りだけど、名もなきピークをいくつか超えてきたので多少の登りはある。でも基本は下りなので(苦手な)登りのことは深く考えない様にしながらひたすら歩いてみんなに着いて行った。とにかく歩くのだ。進むのだ。無心で。

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テン場に到着(まだまだ下山はこれからです(^_^;)

 やがて本日最後の難所の山毛欅尾山の登りも何とか乗り切り、後は本当に下りOnlyとなったのだが、この下り道も強烈で、午後の雪が緩んだ踏み抜き地獄の激下りだった。
 何度かハマっては皆んなに救出してもらい、導水管に出てからはたろーさんが見つけた導水管横の階段を使わせてもらい安全スムーズに発電所まで下ることができた。

 発電所に着いた時点でもう下山した気持ちになっていたが、そこからは登り返し。もうちょっとなんだけど歩き続けることが出来ず、立ち止まってしまい皆んなに迷惑をかけてしまった。
 改めて申し訳ありませんでした。

 山行中、体力不足、準備の不足など様々なことでリーダーのやっさんはじめ皆さんに多大なるご迷惑をかけてしまったけど、参加させてもらって色々な経験を、積むことができて良かったです。
 素晴らしい景色を見るためにはもっと努力が必要だと改めて感じました。
 皆さん本当にありがとうございました!

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下山は導水管横の階段を使います(登りの傾斜は雪が少なく危険)。

記:たばっち
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まとめ